転職にあたって印刷営業になるにはどういった点を注意すべきかと、中途採用を実施している印刷会社についても紹介します。
あるオンラインイベントで、そのチケットをバリアブル印刷によるQRコード付きの招待状にして物理的に郵送したという事例があります。オンラインイベントなのだからアクセス手段もオンライン化した方がコストも手間もかからないのは誰もが思うこと。
ただし、イベントの主旨などによっては、この施策のように特別な招待状と連携させることで、チケットがカタチとして残りますし、インパクトも与えられるといったメリットがあります。コロナ禍でオンライン化が進む時代だからこそ、より柔軟性のある企画提案が求められるともいえるでしょう。
日本印刷技術協会が行った2020年夏の印刷会社に対する意識調査によると、営業・印刷部門への投資意欲が高く、特にIT・デジタル領域の強化を志向する企業は40%超との結果。一方、印刷業界におけるキャリア採用は不定期なケースもあり、2022年4月時点で凸版印刷と大日本印刷の業界2TOPは募集していない状況。印刷業界への転職を検討している人は、中途採用に熱心な企業をリサーチすることからはじめましょう。
印刷事業をベースに、デジタルやMSP、BPOと事業領域を拡張しつつ業績も伸ばしている会社。営業職のミッションは多彩なサービスを活かして、顧客の課題解決をサポートするという、コンサルティングに近い業務といえます。
webサイトやVR作成といったデジタルメディアも手掛けていますが、営業職のメイン業務となるのはやはり印刷事業。企画提案から納品完了まで、印刷物制作の総合アドバイザーとしてクライアントのニーズに細やかな対応をします。
主なクライアントは上場企業で、ディスクロージャー及びIR関連に特化しているのが大きな特徴。印刷だけでなく、決算関係書類(有価証券報告書、招集通知等)やwebサイトの作成から翻訳やコンサルティングまで手掛けています。
財団法人や社団法人、NPOなどの各種法人や組合といった団体が主なクライアント。対応サービスは多岐にわたり、電子書籍やweb、動画、さらにはアプリ開発まで対応するなど、デジタルコンテンツの制作にも積極的な企業です。
クライアントは長年取引をしている企業なので、営業職の活動はルートセールスとなります。印刷事業は小ロットのオンデマンドから大規模オフセットまで対応。電子ブックやwebの制作の他、システム開発にも対応しています。
印刷に関連するコア技術を活かして、包装資材事業や精密塗工事業、アッセンブル事業など多様な事業展開をしているのが特徴。BPOやデジタルメディアも手掛けていますが、売上比では包装資材事業が中心となっています。
グラビア印刷も手掛けていますが、社名からもわかるように事業の中心は軟包装フィルム製品の製造販売。中でも冷凍食品や麺類、パンなどの食品を強みとしています。他にラミネート加工にも対応するポリエチレン印刷のプロです。