【PRecru】 営業・デザイナー向け!噂の印刷会社マガジン » 印刷業界の基本 » 印刷業界の歴史

印刷業界の歴史

ふと周りを見回せば、実にさまざまな印刷物が目に留まります。印刷物は、ポスターや雑誌、新聞はもちろんのこと、液晶ディスプレイにもその技術が使われています。本記事では、印刷業界の誕生から進化、社会に与えた影響など、印刷業界の歴史についてわかりやすく解説します。

印刷業界の歴史

印刷技術の発展

印刷技術の誕生はかなり古く、手で書いたものを手早く複製することに成功したのが、7世紀頃だといわれています。その後、活版印刷が誕生したのが15世紀に入ってからです。活版印刷の誕生は、印刷技術が大きく発展する先駆けとなりました。

19世紀に入ってから、印刷技術は飛躍的に進化し、現在主流となっている印刷機の原型が開発されたのもこの頃です。印刷機の原型が誕生してから、コストを抑えて素早く大量に印刷する技術が開発されるなど、目まぐるしく進化していきます。印刷技術が進歩したことにより、産業革命が進み、社会構造を変えるきっかけとなりました。

デジタル化社会の到来

1995年にWindows95が登場すると、インターネットが世界的に大きく広がり始め、印刷業界を揺るがす事態となりました。その後、さらに携帯電話がスマートフォンに進化してインターネットへのアクセスがよりスムーズになったことで、Webメディアが著しく進化していきます。

さらに、印刷業界に革新的な変化を与えたのが「Macの導入」です。Macを用いたことで、画面上でレイアウトをして文字や色を入れ、写真を入れ込むということが容易にできるようになりました。それにより、これまで1週間以上かかっていた作業が数日で完成するようになったことをはじめ、作業工程が大きく進化したのです。

様々な分野への応用

広告業界は、これまで折込チラシやダイレクトメールなどが中心でしたが、インターネットの普及により、SNSやWeb広告が積極的に用いられるようになりました。そこで印刷業界は、さまざまな分野に印刷技術を応用することに取り組み始めます。

例えば、印刷というと紙に印刷するイメージが強いですが、紙だけでなく、ICカードやプラスチックフィルムへのパッケージ印刷、壁紙など、印刷技術をさまざまな分野に応用して活用するようになりました。

さらに紙の印刷においても、それまでは少ない種類を大量に印刷する業務をメインとしていましたが、小ロット対応や異なる紙面の印刷にも対応するように変わっていきました。

情報の担い手としてのこれから

すでに印刷業界では、今後注目される技術に応じてさまざまな対応を行っています。すでに注目されているAIやIoTなどを活用した印刷や、情報にプラスアルファした制作を意識した業務に取り組んでいます。今後も激しく変化していく時代の流れに対応するべく挑戦を続けていくでしょう。

様々な歴史を辿って今の印刷業界に至る

印刷業界では、時代の流れに沿って紙以外での情報伝達ツールを誕生させるなど、印刷だけでなくさまざまな分野に挑戦しています。Webセミナーを開催して、印刷物にとどもらない形で顧客の課題を解決する取り組みも行っています。これからも業界はもちろん、世の中全体の変化や動向に対応して新たな道を開き続けるでしょう。

中途の方におすすめの印刷会社はこちら   新卒の方におすすめの印刷会社はこちら