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印刷業界のビジネスモデル

本記事では、今後印刷業界が目指すべきビジネスモデルと、実際に行われたビジネスモデルの事例について解説しています。

印刷業界が目指すべきビジネスモデルとは

デジタル化

ITが進むに連れて、紙媒体の需要が低くなっているのは多くの人が知っている通りです。これからの印刷業界は、Webサイトの構築や運用など、デジタルに特化したビジネスモデルを展開することが求められます。

Webサイトの構築やWebマーケティングだけでなく、印刷作業で行われている工程をIT化し、より効率的に作業を進められるようにすることも重要です。印刷工程をIT化することで作業の簡略化が可能となり、人件費の削減につながります。

印刷物の多様化

これまではチラシや冊子などの紙媒体のみの印刷を行っていた企業も、今後は「紙以外の素材」に印刷できる技術が必要となるでしょう。ガラスや包材など、印刷を必要としている素材はたくさんあります。現在の設備で対応できない場合は、こうしたさまざまな素材へ印刷ができる設備を導入することが望ましいです。

ワンストップサービスの提供

これまで印刷のみを手掛けてきた企業は、今後企画から印刷、販促支援まで、自社でワンストップのサービスを提供できるような体制を整える必要が出てきます。これまでは「デザインはA社、印刷はB社」と分けて依頼をしていたクライアント企業も、近年ではワンストップで対応してくれる事業者に依頼をするケースが増えているようです。幅広い知識と技術、ノウハウを身に着けて、顧客が求めるサービスをすべて自社で対応できる力をつけることが重要になります。

印刷業界のビジネスモデル事例

印刷以外に自社の価値を見出した事業展開

創業以来チラシやカタログ、パンフレットなどの紙媒体を中心に印刷業を営んでいた「ニシカワ」は、デジタル化の波に乗るために積極的な取り組みを行っています。印刷工場にはこれまで12代ものチラシ用輪転印刷機がありましたが、台数を6台に減らし、デジタル印刷機の導入を進めました。デジタル化をしたことにより小ロットで多品種の印刷が可能となりました。またニシカワは3DやCGを制作する企業を買収して完全子会社化を行いました。3DCGやアニメーションの制作を自社の戦力にするために、車両内サイネージを活用して効率的なプロモーションを行っています。さらに紙以外での印刷物に力を入れるべく、缶バッチやクリアファイルなどさまざまな素材への印刷ができる設備を導入し、ノベルティの印刷など新しい印刷物の制作に挑戦しています。

※参照元:METI Journal ONLINE(https://journal.meti.go.jp/p/236/)

ワンストップのサービスを強みに事業をもり立てる

印刷機械メーカーとして事業展開している「KOMORI」は、これまでに数多くの商業用印刷を手掛けてきました。これまでに培ってきたノウハウを活かし、KOMORIでは印刷機械の設計と開発から、販売、アフターフォローまで、一環したワンストップのサービスを提供しています。導入はもちろん、導入後のメンテナンスやアフターフォローをしっかり行うことで、自社の信頼性獲得と顧客獲得に大きな成果を得ているようです。

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